日本遺伝学会が優性、劣性などの用語が誤解を生むとして今月改訂用語集を出すそうで
す。
http://www.asahi.com/articles/ASK963JY5K96PLZU001.html
(以下記事より抜粋)
メンデルの遺伝学の訳語として使われてきた「優性」「劣性」は、
遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎないが、優れている、
劣っているという語感があり、誤解されやすい。
「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちだ。
日本人類遺伝学会とも協議して見直しを進め、「優性」は「顕性」、
「劣性」は「潜性」と言い換える。
他にも、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」は「多様性」に。
遺伝情報の多様性が一人一人違う特徴となるという基本的な考え方が伝わるようにする
。
色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性
」とした。
参考
優性(遺伝子) dominant (gene)
劣性 (遺伝子) recessive (gene)
顕性も潜性もパソコンで変換できませんでした。辞書登録しないといけませんね。
中学校(小学校?)で習う用語だけに教科書や辞書など、大がかりな改訂となりそうで
す。
また「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」になるとのことです。
「異常」を使用する医学用語はたくさんありますが、今後どんどん言い換えられていく
のでしょうか。